【5月2日】
今までもトイレの粗相はたまにあった。
お尻がトイレの外にはみ出てたり、しっかりしゃがめないのでおしっこが斜め後ろに飛んでトイレの外まで濡れたり。でも一応四本の足はトイレに入っていた。
それがこの日のお昼は、前足だけトイレの砂を踏んだところでおしっこ。
【5月3日】
この日の朝も同じ具合。おしっこはトイレの外のペットシーツの上に。
そして夕方、昼寝していたと思ったら突然激しい空咳。抱いてなぜてやっているうちに治まった。腎不全からくる尿毒症の痙攣ではなく、心肺機能に問題があるかもしれない。
猫ベッドに入ったまま、ほとんど出てこない。呼吸数が多いように思う。
【5月4日】
昨日からご飯をほとんど食べないので、指にフェロビタをつけて舐めさせたら、少しだけ舐めてくれた。この日数回、でも何グラムにもならない。こんなんじゃ、栄養も水分も全然足りてない。
後ろ足がふらついて、歩くことはおろか、立つこともつらそう。
そいえば、連休に入る前あたりから、大声で鳴かなくなった。気に留めなかったけど、考えてみたら大声を出すにも体力がいるはず。鳴けないほど体力が落ちているということじゃないか。
もうこの際、療法食だの言ってる場合じゃない。相方にスーパーで高齢猫用のウエットパウチを数種類買って来てもらって、何でもいいからとにかく食べられるものを食べさせる。
【5月5日】
明け方のおしっこが、またトイレの外に。
ベッドからトイレが遠いのかもしれないので、ベッドの近くに移した。新しい場所はすぐに覚えられないので、遠いほうに歩いて行くのを引き戻して、近い方のトイレの場所を覚えさせる。
深夜、近い方のトイレに上手におしっこできた。
この日は雨。ご飯のときは起こして食べさせるが、ヒーターの入った猫ベッドからほとんど出ない。
病院に連れていこうか考えたが、連れて行くだけで疲れてしまいそうでやめる。
【5月6日】
お昼に自分で起きてきて、ご飯を食べた。全然鳴かなかったのが、ご飯のあと鳴いた!
後ろ足のふらつきも、まだ残ってはいるものの、部屋の中を少し歩くようになった。
夜中は、遠いトイレまで行って、上手にできた。
猫ベッドのヒーターもを切る。ベッドから出て外で寝て、ゴロゴロもいうようになった!
【5月7日】
連日輸液してきたが、心臓の負担を考えて今日は休むことにする。ご飯も食べるようになったし、ご飯を作っている音を聞いて以前のように待つようになったので、食欲全廃は脱したようだから、隔日のペースに戻しても大丈夫だろう。
近いトイレはまだ覚えていないが、遠いトイレまで行って粗相もなくできている。
5月4日の様子 ちょっと顔がむくんでる?

4年前に腎不全がわかったときに次ぐ食欲全廃の危機だったので、さすがに今回はヤバイと思った。
いつもはのほほんとしている相方さえ、そう思ったらしい。
でも、いつも復活してるから!と祈る気持ちで精一杯お世話し続けるのに応えてくれたかのように、今日も少しずつだけど自分でご飯を食べている。
来月で21歳、人間で言えば100歳。
いつ急変するかわからないし、なんたって人間みたいに辛い苦しい言ってくれないから毎日ヒヤヒヤ。
低空飛行でいいから、もうしばらく、いやもっともっと一緒にいて欲しい。